ホーム > 国産種血統個体等の御紹介

血統として多くの種を累代していますが、その中の一部を御紹介致します。

■オオクワガタ

画像は岩手県産
黒虫の王様オオクワガタ- 飼育が確立される以前から一部の水産関係問屋さんなどでも高値で取引されていました。目標を掲げ採集での70mmから飼育での80mm。2014年の今では90mmに迫る勢いとなっています。あるレベルを超えると本気の方が沢山です。

追記:極太血統について
以前から基本的に賛成派です。70mmが数万円していた頃、大型化や理想の形を追い岡山産と佐賀産を掛け合わせるなど、みなさん飼育に奮闘し楽しんでいました。後に外産が入るようになりクワガタブームの最中、極太血統が市場に生まれました。純粋な国産ではありえないフォルムに外産との掛け合わせが懸念されましたが、その人気はうなぎのぼり。私的には良いと思っいます。『生き物』としての難しい云々はさておき、個人の『理想の追求』なのでしょう。ただ、それらを○○血統など、お好みの血統名を付けるのは分るのですが、○○産など国内産地名をつけるのは良く解りません。
参考画像

Cタイプグランディスとの掛け合わせ→ホペイとの掛け合わせ→国産と掛け戻しなど追及は止みません。

色々な問題から純粋な国産オオクワガタ派と極太派に分かれているようですが、
共に飼育等楽しんでください(^^
採集家ならではの苦労、理想への追求の難しさ共ににあります。



■赤コクワ

和歌山県/南紀大島産
南紀大島の個体は赤みが強い個体が多く魅力があります。もちろん黒〜茶系もいますが、赤いコクワは圧巻です。雌雄共に赤みが強い個体のみを累代しています。



■トカラコクワ

中之島産/採集禁止
本種は上羽にツヤがあり大顎と上羽のみが赤く、とても気品があるコクワガタだと思います。



■ダイトウヒラタ

南大東島産/北大東島産
アカヒラタの代表格となる赤みが強いヒラタクワガタです。その特徴を最大限に引き出す為、赤みが強い個体のみを累代しています。『大型になると黒くなる』などと、たまに聞きますが、当店のダイトウヒラタは大型になろうとも赤いです。特に北大東島産は赤みが綺麗です。



■赤翅サキシマヒラタ

西表島産
西表島産は上翅が赤紫等キレイな個体が多く、それらを累代しています。



■極太血統/アマミノコギリ

奄美大島産
大顎,体共に太い極太血統となります。水牛の角を想わせる湾曲が強い大顎はノコギリクワガタ最大の魅力だと思いますが、この血統はさらに太さを兼ね備えており厳ついです。また日本最大となる80mmを越える種ですので、インパクトも強烈です。

■ブリードについて-
アマミノコギリは1年羽化と2年羽化のパターンがあります。あまり早く羽化させると折角大歯形になっても大顎が細く華奢な形になってしまいますので、マットでジックリ幼虫を太らせてから羽化させる事をお勧めします。菌床飼育をすると体が太り大顎が短い(菌床太り)アンバランスな個体になる可能性がありますのでお勧めできません。大顎は太く大きく湾曲し、体は頭部から逆三角形が理想だと思います。日本最大となる80mmを越える種ですので、ブリードにも楽しみが持てると思います。





■美色血統/トカラノコギリ

悪石島産/中ノ島産
トカラノコの魅力は学名の如く“eregans/美しさ,気品”にあると思います。また島々による個体変異も面白く、色と形を楽しませてくれます。
亜種としての形を崩さず大型を羽化させるにはマット飼育がお勧めです。美色血統に関しましてはキレイなトカラ色を選別して累代していますので色の固定率も良く、かなり綺麗だと思います。