■発酵マットの作り方

発酵マットの作り方
私的な作り方ですので違う作り方もあろうかと思いますが、ご参考としてお試し下さい。

■発酵マットの作り方-1


始めに、発酵させる為の添加剤を作りましょう。市販の添加剤もありますが、自分で作る事が良いと思います。
添加剤のベースは小麦粉で行ないます。


■発酵マットの作り方-2


次に、フスマを小麦粉の分量の約30%を混ぜ合わせます。その他は各々で色んなものを試してみてはいかがでしょうか?例えば、▽トレハ▽ハブ粉▽きな粉▽スッポン粉▽ニボシ粉などなど?最強のマット?をお試しあれ!


■発酵マットの作り方-3


小麦粉とフスマを混ぜ合わせ、添加剤完成。


■発酵マットの作り方-4


未発酵のフレークをコンテナなどに入れます。量はなるべく多い方が発酵しやすいので、今回は約50L分入れます。


■発酵マットの作り方-5


約50Lのフレークに先ほど作っておいた添加剤をミニプラケース1杯分入れます。


■発酵マットの作り方-6


満遍なく混ぜ合わせます。


■発酵マットの作り方-7


混ぜ合わせ完了。現在このような感じです。


■発酵マットの作り方-8


次に、水を入れます。水の分量は最初のフレークの水分量などバラバラですので、目算となります。この工程で発酵マットの出来が左右されますので、マットを混ぜながら少しずつ水を入れていく事をお勧めします。水を入れすぎると発酵しないでマットは腐り、少なすぎると発酵しない可能性があります。参考で画像では50Lのマットに対し、バケツ1杯分の水を入れました。


■発酵マットの作り方-9


丹念に混ぜ合わせて水分量を確認します。マットを強く握って、手を開くと纏る程度がお勧めです。もし、その纏りが崩れたりしたならば水分が足りていません。また、強く握った時に、水分が出るならば水分が多いと解釈して下さい。


■発酵マットの作り方-10


水分の調整が出来ましたら、マット表面をなだらかにして少し押さえ、この状態のまま約10日間寝かせます。


■発酵マットの作り方-11


10日程寝かせましたら、マットを混ぜて下さい。コンテナ内マットの内側は発酵していますが、外側は外気温の影響で発酵が足りていないと思いますので、しっかり混ぜ合わせて下さい。※この時、マットからやや甘い?香りがすれば発酵は成功しており、腐った香りがしていれば失敗しています。発酵させる事と腐らす事は違いますので、お間違えのないように!
良く混ぜたマットを『発酵マットの作り方-10』の状態にして、さらに10日間寝かせて下さい。この工程を後2回程繰り返して画像の状態になります。


■発酵マットの作り方-12


発酵を終えたマットを良く混ぜて、一次発酵の完了です!このマットを約1ヶ月ほど寝かせて幼虫飼育などに用います。画像は寝かせ終えたマットです。


■発酵マットの作り方-13


さらに栄養の濃いマットをお望みであれば、2次発酵マットを作る事が出来ます。工程は同じで、『発酵マットの作り方-12』のマットに添加剤を入れて発酵させます。マットの劣化を防ぐ為に未発酵のフレークを5L程入れるのが良いでしょう。2次発酵は難しく、水分量はさらに細かくなりますので、あまりお勧めできません。画像は2次発酵を終えたマットです。


■発酵マットの作り方-14


バラバラの画像では判りにくいと思いますので、比較画像をご覧下さい。左は未発酵マットで、中央は1次発酵マット、右は2次発酵マットとなります。